親子で楽しむ!ゲームジャム体験@東京大学(後半)
こんにちは、ウタウろぼ(プロフィールはこちら)です。
ボードゲームを一から作り、完成させるというワークショップ「夏休み親子ゲームジャム」に子供と初めて参加してきました!
とても貴重で贅沢な時間を過ごしてきましたので紹介します。
ゲームジャム2日目はボードゲーム制作を企画から完成までやり切ります。

2日目 ボードゲーム制作開始!
いよいよ、目的であるボードゲーム制作を行う日が始まりました。
開始数分前(最後から2組目でした)に会場に到着、受付で「クジ」を引いてBチームのテーブルへ
時間になり、財津さんから本日のスケジュールの説明が始まります。
要約すると、一から考えてボードゲームを完成させて、インストしてプレイしてもらう。
そして、他のグループのボードゲームもプレイしてみる!
ということで、2日目開始!
まずは自己紹介
Bチームは全員で7人、まずは順番に自己紹介タイム
我々親娘(小4)と母&息子(小4)の二組の親子、そしてファシリテーターとして3名ものクリエイターの方が一緒に制作してくれることとなりました。
自己紹介順に関連作品も合わせて紹介すると、
「ニルギリ」さん・・・「ワードッチ」、一年かけて遊ぶゲーム→多分ですが「一年生ゲーム」など本人曰く「変なゲーム作ってます」
「のざくに」さん・・・「ito」シリーズ、「ナナトリドリ」「タイガー&ドラゴン」「六華」など多数。ニルギリさんと一緒に作ったこともあるそうです。
「はるっち」さん・・・カードゲームを中心に制作
その場では、ボードゲーム制作がんばるぞという気持ちがいっぱいで、「そうなんだぁ」と思っただけでした。
しかし、終わってから調べてみたら想像よりも凄いメンバーで貴重な体験ができたと感慨深いものがありました。
全体での紹介は無かったので、他のチーム担当のクリエーターさんの詳細は分かりませんでしたが、錚々たるメンバーが参加していたと聞きました。
制作スタート!どんなボードゲームを作る?
さてここからは7人で協力して一からボードゲームを制作していきます。
目標制作時間は5時間です。
今回のワークショップで制作するボードゲームに提示された条件としては
- テーマ「防災」
- プレイ時間「15分」
- 家で再現できる
- もう一つ別のテーマと掛け合わせる
あと、2つくらいあった気がしましたがこれを軸に作っていきました。
まずは「防災」についてどういうイメージがあるのか意見を出し合っていきます。
前日夜にちょっとだけ考えたメモがこちらです

こんな感じで気持ち準備していきました。
「防災」から思い浮かぶワードとして以下が出てきて
- 供える(水、食べ物)
- 避難
- 復興
- 逃げる・逃す
- 対処・生き延びる
次に何の災害が起こるか
- 火事
- 地震
- 隕石(惑星間対戦)
- 津波
- 台風
- 洪水
- 浸水(食料調達、救助を待つ)
- 火山
組み込むもう一つのテーマ案としては
- 過去から恐竜
- 宇宙人
- モンスター
- 異世界

たくさんのアイデアの中から、決めたメインテーマは・・・
火山v.s.人類
「火山の噴火から人類が生き延びる」に決まりました。
次に細かい設定、ルールを詰めていきます。
ボードゲームを実際にプレイすることができる状態がゴールなので、話し合いをしながら手も動かしつつ進めていきました。

子供2人を中心にアイデアを出していき、クリエイターの方達にアドバイスをもらいながらやっていきます。
とりあえずやってみようと思いつきで決めたことが絶妙なゲームバランスを生み出すこともありました!
一連の流れが決まったので、テストプレイをしながら、ルール、条件(勝利条件など)を調整していきます。

最終的に、重要なルールは
- 火山噴火の被害場所は、サイコロの出目による選択制
- 勝利条件は、生存人数で決める
- 建物には耐久力がある
- 人類側に乗り物使用可能
- 火山噴火の回数がゲーム終了条件
となりました。
完成→みんなでテストプレイ(前半インスト担当)
ゲームが完成して制作終了時間まで30分程度あったので、メインボードを全員で仕上げていきました。
完成したのがこちらです。

「ドッカン火山!〜サイコロで決まる!?火山島サバイバル」です。
火山チームv.s.人間チームの対戦
プレイ人数:2〜4人(2チーム作ってプレイ)
プレイ時間:15分
全5チームのボードゲームが完成したので、ここからは全員でみんなのゲームをテストプレイしていきます。
前半1時間はインスト担当で「ドッカン火山」を遊んでもらいました。
フォローしてもらいながらも懸命に親娘でインストしていきます。
3組の方にプレイしてもらいましたが、盛り上がってくれて嬉しかったですね。
娘も満足そうでした。
途中、ニルギリさんとインストについて
「インスト難しいですよね」
「ゲムマで慣れてきたと思ったら終わってます」
「インストはパフォーマンスですもんね」
という会話をしました。
いろんな相手に対して雰囲気を感じながらルールを理解してもらうために的確な順番で説明していくのは、確かにパフォーマンス!!決まった正解はないなと感じましたね。
みんなでテストプレイ(後半テストプレイ担当)
あっという間に1時間が終わり、インストはバトンタッチして他チームのをプレイです。
3チームのをプレイしたのですが、えーっ!?みんな1日でこんなに面白いゲーム作ったの!というのが率直な感想でした。
まずは、Aチームの協力脱出ゲーム「みんなで脱出Go!」

みんなで協力して、障害物や災害トラブルを避ける脱出ルートをゲームです。
会話に制限があったり、イベントが発生したりしながらゴールを目指します。
ちょっとアドバイスももらい、なんとかクリアできました!
バランス調整大変だっただろうなという制作者目線の感想も思いました。
次はDチームのトリックテイキング「台風一家」

各プレイヤーに異なる住居カードを配られクリア条件が記載されています。
その条件を終了した時に全員がクリアすれば勝利です。
トランプのマークを食料、電気、風、雨になぞらえて、誰がどのマークを取る取らないを行うゲームです。
最初のカードを見て全員で話し合い条件を免除できるお助けがあります。
お互いのカードを読みながら、厳しそうな人の条件を消します。
残念ながらクリアならずでしたが、めっちゃ考えて面白かったです。
時間の関係で最後になりましたがEチーム「ドラゴンには消化器を」

最初に防災グッズカードをドラフトしていきます(記憶力が必要・・・)。
そして次々に発生する災害に対して対応する防災グッズを隣の人とピッタリのセットで出せたら成功!
失敗したら、ライフが減っていきます。
一番残ってる人が勝利というゲームです。
隣が娘だったのですが、全く娘に息を合わせなかったのでめちゃくちゃ怒られました。
記憶力を使い、相手が何を出すか予想して、頭使いまくりで面白かったです。
全チームのボードゲーム詳細はこちらをご覧ください(財津康介さんがno+eをあげてくださっています)
片づけ→発表→みんなで写真撮影
テストプレイ時間が終了して、最後は各チームが制作したボードゲームを順番に発表していきました。
プレイすることのできなかったCチームのも知ることができてよかったです!
片づけをしている時に制作したボードゲームは1セットしかないので、誰が何を持って帰るか悩み泣く泣く子供同士でジャンケンをして決めました。
メインボード(A0サイズ)のコピーは流石にすぐにはできなかったです・・・
最後アンケート、締めの挨拶からの写真撮影をして、「夏休み親子ボードゲームジャム」全プログラム終了となりました。
とても濃密な時間を過ごせて充実した二日間になりました!
親娘ともども大満足で、作ったゲームをみんなにプレイしてほしいねと話しながら帰宅の途へとつきました。
今後は、名古屋付近でぜひ開催してほしいですね。
おまけ
同じチーム以外の顔と名前を確認したクリエイターの方を紹介します。
「あっこ(Studio Citrine)」さん…Dチーム担当「台風一家」
「ましう」さん…Aチーム担当「みんなで脱出Go!」
「さとうとしき」さん…前日購入した「ケーキをつくろう」のゲームデザインを担当されている方と偶然会いました!
流石に縁があると思ったので話しかけさせてもらいました!
帰宅してから妻にこの二日間のことを話して時にポロッと「ゲームにサイン貰えばよかったのにね」と呟き、「しまった!!」と娘と2人でフリーズしました…
以上、夏休み親子ゲームジャム@東京大学の体験記でした!