「モノポリー」のインストをする時のカンペを書いてみる(簡単版)
こんにちは、ウタウろぼ(プロフィールはこちら)です。家族とだけでなく、いろんな方とボードゲームで遊びたい40代のおじさんです。
大好きで原点でもある「モノポリー」のインスト(説明)をどうやってするか、まとめてみます。インスト上手になるための第一歩として、きちんと整理しておけばナントカなるという浅はかな考えです。わたしなりに何も見ずにまずは書きます。
インストで話す内容の順番はどうするか?
まずは、どういう項目をどういう順番で説明するか考えてみます。いきなりですが、以下のように、だいたいのボードゲームはなるのでは無いでしょうか。
- 背景、世界観
- 目的、勝利条件
- 使うアイテム(こま、カード、通貨、ボード)
- 基本システム
- 特殊条件、特殊状態
- コツ
- わたしの攻略法(これは話さない方が良い気がする)
となると、これを「モノポリー」に置き換えてみます。
- 都市の土地売買により資産を形成していく
- 全ての土地、資産を独占する(モノポリー)こと
- こま、お金、家、ホテル、チャンスカード、共同基金カード
- サイコロ2個の出た目進み、マスの指示に従う。資産の交渉あり
- サイコロゾロ目が出る、同じカラーを独占する、競売発生
- 家3件目からの収入増加、止まりやすいマス目
次から、実際のインストのカンペを書いていきます。
「モノポリー」をインストするためのカンペ(簡易版)
「モノポリー」を初めてプレイする人を想定してインストするとします。
背景、世界観
「モノポリー」はアメリカのゲームで、1920年ごろに作られました。世界で最も売れているボードゲームのうちの一つです。世界大会も行われており、優勝者の中には日本人もいます。各国でさまざまなバージョンが売られています。国に馴染みの深い都市名を使用しているモノが多いですが、日本ではオリジナル版が有名になってしまい日本名バージョンは普及しませんでした。
プレイヤーは土地を購入して投資することにより、資産と収入源を増やしていきます。サラリーをもらえるので、働きながら副業で投資をしていき収入を増やしていく資産家を目指すゲームになります。
目的、勝利条件
目的は参加するプレイヤーの中で一番の資産家になることです。最大目的は、全ての資産、全ての土地を所有して独占(モノポリー)することになります。要するに、自分一人がお金持ちになって、他のプレイヤー全てを破産に追い込むことです。優勝者以外は、全て敗者ということになりますが、順位付けは最初に破産していったプレイヤーが最下位で最後まで残ったプレイヤーが2位となっています。
勝利条件は、資産、土地を全て独占することです。しかし、プレイ時間が長い(90〜180分)ので時間制にして、時間がきた時点での総資産額で順位を決めます。公式ルールは90分で行われています。慣れないと時間がかかってしまうことが多いので、時間制(90〜120分程度)にするのがオススメです。
使うアイテム類
使用するアイテムを紹介していきます。
- コマ(8種類)・・・プレイヤーの位置を示す
- お金(ドル)・・・スタート時は1500ドル
- ボード・・・1周40マスのゴールの無いボード
- カード・・・チャンスカード、共同基金カード。さまざまなイベント、ドラマが起こります
- サイコロ(2個)・・・進む数、支払う金額を決める時に使用します
- 家、ホテル・・・独占した土地グループに建設することができる建物です。収入が増えます
- 物件カード・・・土地の詳細、公共事業、鉄道があります。これを購入することから全てが始まります
基本システム
ゲームを進行させる基本システムを説明していきます。プレイヤーは自分のターンが来たら、サイコロ2個を振ります。出た目の数だけ進んで止まったマスの指示に従います。マスの属性によって異なるので、説明していきます。
土地、公共事業、鉄道に止まった場合、所有者がいなければ提示されている金額で購入することができます。しかし、所有者がいる場合はレンタル料を支払う必要があります。
カード(チャンス、共同基金)に止まった場合、カードを引いて指示に従います。
刑務所、無料駐車場に止まった場合、何も起こりません。ターン終了です。
刑務所へ行けに止まった場合、刑務所に収監されます。後で説明します。
所得税、物品税に止まった場合、指示に従って銀行に支払います。
GOに止まる、もしくは通過した場合、サラリー200ドル受け取ります。
各マスの指示に従って、支払い等終了したら次のプレイヤーにサイコロを渡してターン終了です。基本的にはこの流れでゲームは進んでいきます。
特殊条件、特殊状態
では、特殊な場合について説明していきます。
サイコロのゾロ目
まずは、サイコロを振った時にゾロ目が出た場合です。コマを進めて、指示に従った後にもう一度サイコロを振ることができます。もう一回自分のターンというイメージです。さらに2回目もゾロ目が出た場合は、3回目の自分のターンの権利を得ます。3回目のサイコロを振ってください。ただし、3回目は注意が必要でここでもゾロ目だった場合、出た瞬間(3回目のプレイをせずに)刑務所に収監されてしまいます(刑務所のイベントは後述します)。
交渉
次に交渉についてです。基本的には自分のターンでなくとも、いつでも交渉することができます。「交渉したいです!」を宣言して、交渉したいプレイヤーを指定してください。ただし、交渉できない時が一点だけあります。ゾロ目を出して連続でプレイしている間だけは交渉できませんので注意してください。
相手を指定して交渉を開始する場合、条件を提示しあってください。その際に交渉材料として利用できるのは、お金、物件、刑務所釈放カードになります。交渉は一対一で、他のプレイヤーは口を挟んではいけません。その交渉の結論が出るまでは、大人しくしましょう。
独占
同じカラーの土地を独占した場合、まずはレンタル料が2倍に跳ね上がります。そして、さらにレンタル料を徴収できる建物(家、ホテル)を建設する権利を得ます。物件カードに記載された金額で建設できます。一度に何件でも可能ですが、条件があります。件数をある土地だけ突出させることができません。2件目を建てる場合は、全ての土地に1件目が建っている必要があります。これは3件目(全ての土地に2件必要)、4件目(全ての土地に3件必要)も同じになります。最後のホテルを建設する場合は、全ての土地に4件ずつ家が建っている状態が必要ということになります。
抵当に入れてお金を借りる
抵当に入れてお金を銀行から借りることができます。その場合は、物件カードを裏返して記載してある金額を銀行から受け取ります。この状態では、その物件のレンタル料は徴収できません。ただし、独占状態は維持されたものとみなされますのでレンタル料2倍はそのままです。抵当を戻す時は、借りた金額の1割(小数点は切り上げ)をプラスして返す必要がありますので注意しましょう。
また、抵当状態の物件も交渉材料になりますので取り引きできます。ただし、受け渡しが発生した場合は受け取ったプレイヤーはその場で抵当を戻すか判断しなければなりません。戻す場合は通常通りに借りた金額プラス1割ですが、戻さない場合も1割分の金額は銀行に支払う必要があります。
刑務所
刑務所について説明します。サイコロの目によって、刑務所のマスに止まった場合は何も起こりません。ただし、ゾロ目3回連続、「刑務所へ行け」のマスに止まる及びカードを引いた場合に刑務所収監となります。
収監された場合は、自分のターンになった時に選択する必要があります。「出る」or「出ない」どちらかを宣言してください。「出る」場合は、50ドル支払いor「刑務所釈放カード」を使って釈放されたことになります。その後は通常通りのプレイになります。ただし、「出ない」を宣言した場合です。まずサイコロを振ります、ゾロ目以外の場合はそのまま収監され続きますので次のプレイヤーの番です。
また、次に自分のターンがきた時に「出る」or「出ない」を宣言してプレイします。ただし、「出ない」→ゾロ目以外、「出ない」→ゾロ目以外ときて3回目になると強制的に「出る」ことになります。その場合は、サイコロをふってゾロ目なら無料で釈放、ただし、連続してプレイする権利は無し。ゾロ目以外の場合は、50ドル支払って出ることになります。
破産させて勝利へ
破産について説明します。お金を支払わなければならなくなった時に、抵当に入れる、建物を売る、交渉する等を駆使しても負債額を準備できなかったプレイヤーはそこで破産となります。その場合、現金、物件、釈放カードの資産はそのままにして原因となったプレイヤーに渡されます(請求金額に足りなくても銀行から補填はありません)。自分のコマをボードから退場させて破産となります。大人しく銀行の係をやりましょう。
最終的に2人になって、どちらかが破産したらゲーム終了です。勝利したプレイヤーがボード上の全てを手に入れることになるため、文字どおり「モノポリー(独占)」となります。
コツ
ここからは、話さなくてもゲームはできますので時間や参加する人たちの様子を見てから考えましょう。
・物件のカラーを独占を目指しましょう。収入額が段違いになります。
・交渉はお互いに「win-win」を心がけると上手くまとまります。
・建物は家3件建てると、収入額が大幅に上がる。
攻略法
これは話してしまうと余計なお世話になる恐れがあるのと、時間がかかってしまうのでやめましょう。参考ですが「モノポリーの攻略法を娘(6才)と一緒に遊びたい父親が語る」の方に書いてあるので、そちらをご覧ください。
まとめ
簡易版と銘打って書いてみましたが、どうでしょうか。わたしとしては、もっと言いたいことはありますが、グッと堪えました。しかし客観的に見ると、長いかなぁと思うのでプレイしながら小出しにするなど工夫をしていきたいと思います。