「ハゲタカのえじき」を親子(5才の娘)で一緒に遊んでみるとゲームに深みが出た
こんにちは、ウタウろぼ(プロフィールはこちら)です。娘に楽しく遊んでもらえて、ついでに何かしらの能力が上がったら儲けものと思ってボードゲームで遊んでいる40代のおじさんです。
ボードゲームを題材にした漫画で知って、これはわたし好みで遊んでみたいと思った「ハゲタカのえじき」を5才の娘を含めて遊んだ時の感想を書いてみたいと思います。ちなみに推奨年齢は7才以上となっていますので、ちょっと娘には難易度高いかなどうかなといったところになります。
シンプルなデザインで良いですね〜。さて、どんなゲームでしょうか楽しみです。
世界観および基本システムについて
手札(1〜15)の数字カードを使って、得点(−5〜10)のハゲタカカードを取り合って得点が一番高かった人の勝利です。わたしは、ボードゲームをプレイするのに世界観にも入りたいタイプなのですが、パッケージのデザイン同様にシンプルです。なんとか世界に入ろうとするならば、ハゲタカ狩りに仲間と来て獲れ高を競い合うといったところですかね。マイナス点のハゲタカカードは、きっと懸賞金にならないのでしょう。
ゲームシステムも簡単です!インスト(説明)も時間かからずできます。
- 各プレイヤーが手札(1〜15)の数字カードを持つ
- 得点(−5〜10)のハゲタカカードを場にオープンする
- 各プレイヤーが数字カードを一枚選択する
- 全員の手札を比べて、誰がハゲタカカードを獲得するか判断する → 次のラウンドへ進む
これが1ラウンドの流れです。これを15ラウンド行い勝負を決します。ちょうど、数字カードもハゲタカカードも15枚ずつなので最後は使い切ります。
ハゲタカカード、数字カードともに使い切りです。例えば、ハゲタカカード10点が1ラウンド目に出てきたら、もうそのゲームでは二度と出てきません。同じように、数字カードも1ラウンド目に15を使用したら二度と使えません。なので、なん点のハゲタカカードをどの数字カードで獲得しに行くかが思案のしどころになります。
誰がハゲタカカードを獲得するかは、ルールが2パターンに分かれます
- 1〜10のハゲタカカードの場合 → 一番大きい数字を出したプレイヤーが獲得
- −5〜−1のハゲタカカードの場合 → 一番小さい数字を出したプレイヤーが引き取る
複雑で奥の深いゲームにする重大なルール
ここからは、細かいルール紹介になりますので実際にプレイする時に読んでいただければ良いので飛ばしてくださって結構です。
では、詳細ルールについてですが、このゲームを複雑で奥の深いモノにする重大なルールがあります。
- 同じ数字カードが場に出た場合 → 打ち消しあい次点のカードを出したプレイヤーに権利が移る
- 単独の数字カードが無い場合 → 次のラウンドにハゲタカカードを持ちこす
- 最後のラウンドで獲得者がいない場合 → そのハゲタカカードは誰のものにもならない
上の2つの画像で説明します。結論から言うと、両方ともグリーンのプレイヤーがハゲタカカードを獲得することになります。どちらの場合も、重大ルールが適用されるからです。
ますは、左の「10点」の場合から説明します。本来であれば、数字カードの中で一番大きい「15」です。出したプレイヤーも絶対に獲得できると思ってることでしょう。しかし、同じ数のカードは打ち消しあい権利は次点に移るというルールが適用されるので、次に大きい数字を出しているグリーンのプレイヤーが獲得することになるのです。この場合、結果論になりますがグリーンのプレイヤーは「1」を出していても獲得です。
次に、左の「−5点」の場合です。本来であれば、場の中で一番小さい「3」を出したプレイヤーが引き取らなければならないはずです。しかし、ここでも同じ数のカードは打ち消しあい権利は次点に移るルールが適用、次に小さい数字を出しているグリーンのプレイヤーが引き取ることになるのです。この場合、グリーンのプレイヤーは「15」を出していても引き取りです。
このルールがあることによって、相手が何を出してくるかを読み合い、残りのカードは何を持っているか記憶していくことになります。
5才の娘を遊んでみた感想
まだまだ、算数も習っていないので数の概念、合計でたくさん点を取った人が勝ちだよといっても、きちんと理解できず。さらには、マイナスってなんぞやなので、ハゲタカカードが出るラウンドごとに「これは「10点」だから取った方がいいよ、みんなが欲しがるよ」とかマイナス点の場合は「あんまり取らない方がいいよ」をアドバイスしながら遊びました。
純粋に娘と勝負!と言うわけにはまだまだいきませんでしたね。なので、娘には楽しんでもらいながらルールを教えていき、それ以外のプレイヤーで勝負してました。
これはこれで面白くて、5才の娘は単純にストレートに出してくる傾向です。例えば、「10点」の時は純粋に「15」を出してきます。ここで大人たちの読み合い探り合いの始まりです。
小さい数字カードを消費するのか、大きいカードで勝負しに行くのか、だけど「15」で打ち消しあって他のプレイヤーに取られるのもシャクだしなぁとなるのです。
まとめ
最後にまとめます。ほとんど、インスト(説明)も全て書いてしまったので読んでくださった方はすぐにでも遊べます。「ハゲタカのえじき」は、心理戦ではあるのですが、「ホント」か「ウソ」かのように単純ではなく複雑です。
わたしは、騙し合いだとすぐに表情やしぐさに出て相手にバレてしまうので苦手意識があります。しかし、このゲームに関しては逆に大好きです。興味を持ってくださった方は是非遊んでみてください。お手軽かつおすすめです。
- 2〜6人 → 3人以上がオススメです(2人だとそこまで奥深くならないかな)
- 7才以上 → 「さんすう」の授業を受けてる方がいいかな
- 15分 → 少しの時間でできるのでお子様にもオススメです